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メルカリの創業者は誰?山田進太郎と共同創業メンバー富島寛・石塚亮の役割分担

CoPath 編集部8 分で読める

メルカリと聞くと、創業者の山田進太郎ひとりの名前を思い浮かべる人が 多いかもしれません。けれど実際のスタートは、複数の起業経験者が集まった 小さなチームでした。すでにウノウを立ち上げて売却した実績を持つ山田が、 なぜ「一人で」ではなく「仲間と」始めたのか。誰と、どう役割を分け、 日本を代表するユニコーンから上場企業まで育てたのか。共同創業の成功例として分解します。

メルカリとは — 日本発のフリマアプリの代表格

メルカリは、スマホ一台で誰でも不要品を出品・売買できる CtoC (個人間取引)のフリマアプリです。出品から決済・配送までをアプリ内で完結させ、 それまで個人間取引に踏み込みにくかった若年層や女性を取り込み、 「フリマアプリ」という新しい市場そのものを立ち上げました。

  • 設立: 2013 年 2 月、株式会社コウゾウとして設立 (同年 11 月 1 日に株式会社メルカリへ商号変更)
  • アプリ公開: 2013 年 7 月 2 日に Android 版、7 月 23 日に iOS 版を配信
  • 上場: 2018 年 6 月 19 日、東証マザーズ(証券コード 4385)
  • 国内フリマアプリの代表的サービスへ成長し、米国など海外展開にも挑戦

2013 年 — 「一人で」ではなく「経験者と」始めた

山田進太郎は、早稲田大学在学中の 2001 年にウノウ株式会社を設立。 映画情報サイトやフォト蔵、ソーシャルゲームなどを手がけ、2010 年に同社を米ジンガへ譲渡した連続起業家です。 ジンガジャパンを離れたあと、半年ほどの世界一周の旅を経て 2013 年に立ち上げたのがメルカリ(当初はコウゾウ)でした。

注目したいのは、すでに「一人でも会社を作れる」実績を持つ山田が、信頼できる起業経験者たちと組んでスタートした点です。

山田進太郎 = 事業構想と全体の舵取り

代表として事業の方向性を定め、フリマアプリという勝負どころを選び、 資金調達や採用を含む会社全体を率いる立場。ウノウでの起業・売却の経験が、 意思決定のスピードを支えました。

富島寛 = プロダクトづくりの中心

富島寛は、それ自体が起業経験を持つプロダクト畑の共同創業者です。 山田とは前職時代から交流があり、世界一周から帰った山田の 「会社をやろうと思っている」という誘いに応じて創業に参加。 メルカリではUI や企画などプロダクトづくりの中心を担い、 のちに CPO(最高プロダクト責任者)を務めました。

石塚亮 = 海外・アメリカ展開の担い手

石塚亮は、アメリカで育ち現地で RockYou という企業を立ち上げた経歴を持つ 共同創業者です。山田とはアメリカ時代からの知り合いで、 「まず日本で始め、海外進出のタイミングでアメリカを担当する」という前提で参加。 実際にメルカリの米国進出を中心となって牽引しました。

すでに一人で会社を作れる起業家が、あえて「経験者どうしのチーム」で始めた。 — これがメルカリの出発点だった。

なぜこのチームが効いたのか — 役割の重ならない補完

メルカリの創業が示す教訓は、「同じ強みを持つ人を集める」のではなく、 カバーする領域が重ならない人を集めるという点です。

  • 山田(事業・経営): 事業構想、勝負どころの選定、 資金調達、全体の舵取り。
  • 富島(プロダクト): アプリの UI・企画など、 ユーザーが触れる体験づくり。
  • 石塚(海外・アメリカ): 米国事情に精通し、 海外展開という別ドメインを担当。

3 人がいずれも起業経験を持っていたのもポイントです。 経験者どうしだからこそ、初速でスピードを出しやすく、初期の重い意思決定を 分担できました。さらに 2013 年末には、のちに社長・COO を務める小泉文明のような専門人材が加わり、創業チームで作った初速を、組織として回せる体制へと引き継いでいきます。

なお、共同創業者の 3 人のうち、富島・石塚はいずれも 2019 年ごろに メルカリを離れています(富島はその後、山田が設立した財団の立ち上げに関わり、 石塚はアメリカを拠点に投資・アドバイス活動をしていると報じられています)。創業メンバーがずっと同じ役職に留まり続けるとは限らない—— これもまた、共同創業のリアルな一面です。

起業準備中のあなたへの学び

1.「一人で全部やる」だけが起業ではない

山田はすでに一人で会社を作れる実績があった。それでもメルカリはチームで始まりました。全部を一人で抱えるのが偉いのではなく、足りない領域を持つ相手と組むほうが、初速も勝率も上がります。

2. 集めるべきは「同じ強み」ではなく「重ならない強み」

事業・プロダクト・海外——メルカリの 3 人は担当領域がきれいに分かれていました。 同じタイプ同士より補い合えるタイプ同士が強いのは、freeeSmartHRにも共通する型です。

3. 「経験者と組む」と初速が変わる

3 人はいずれも起業経験者でした。ゼロから独学するより、すでに一度やり切った人と組むほうが、 初期の判断も採用も速く進みます。相棒の「経験」は、それ自体が資産です。

4. 出会いは「以前からの縁」から生まれることが多い

山田・富島・石塚は、いずれも創業前からの知り合いでした。とはいえ、都合よく起業経験者の知人がいるとは限りません。 だからこそ、「一緒にやれる相手を探している」という意思を、 既存の人脈の外でも発信できる場所が必要になります。

まとめ — チームで始めたから、フリマ市場を取り切れた

メルカリの山田 × 富島 × 石塚は、共同創業の強い型を体現しています。

  1. 一人でも作れる起業家が、あえて経験者チームで始めた
  2. 事業・プロダクト・海外と、重ならない役割で補完した
  3. 初速をつくったあと、専門人材を迎えて組織化した
  4. ユニコーンから東証上場(2018 年)へ

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