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CADDi 加藤勇志郎と小橋昭文の共同創業 — 出会いから創業までの時系列

CoPath 編集部6 分で読める

共同創業の相手は、出会ってすぐに決まるとは限りません。キャディの2人の場合、 初めて会ってから会社をつくるまでに数年の間がありました。その間に何があったのかを、 本人の発言と公開情報で確認できる範囲で追います。

出会いから創業までの時系列

( )内は出典です。

時期できごと
2013年末か2014年初め共通の知人の紹介で「シリコンバレーを案内してほしい」と頼まれたのがきっかけで、初めて会う。 加藤氏は東京大学に在学中、小橋氏は Apple 本社で働き始めたばかり(小橋氏本人)
2014年加藤氏がマッキンゼー・アンド・カンパニーに新卒で入社(キャディ公式)
その後年に1〜2回、どちらかの国で会い、ビジネスのアイデアを出し合う(小橋氏本人)
2016年末〜2017年初め2人で起業することを決める。本人いわく「「このアイディアでいこう!」みたいな感じ」(小橋氏本人)
創業まで加藤氏は市場調査や戦略作り、小橋氏は3次元データを使う自動見積もり技術の検証などを進める(小橋氏本人)
2017年11月キャディ株式会社を共同創業(キャディ公式・小橋氏本人)

出会いの経緯は、独立した媒体の記事でも「共通の友人を通じて学生時代に知り合った」(加藤氏の学生時代)と書かれています。 また同じ記事は、2人が当初から「いつか何か一緒にやりたいね」と話していたと伝えています。

創業前の経歴と、創業直後の担当

いまの公式サイトでは、加藤氏が「代表取締役CEO・共同創業者」、小橋氏が「取締役 CTO」と紹介されています。 創業前の経歴(公式の紹介)と、創業直後の担当(小橋氏本人の説明)は次のとおりです。

項目加藤勇志郎氏小橋昭文氏
学んだこと東京大学スタンフォード大学・大学院で電子工学
創業前の仕事マッキンゼー・アンド・カンパニー。製造業の調達改革、IoT/AI 領域などを担当米国の航空宇宙メーカーで衛星画像データの処理システムを構築。 半導体メーカーを経て、Apple 米国本社で iPhone・AirPods などの製品開発をリード
創業直後の担当事業戦略、財務、経理、顧客開拓など技術開発と、労務・総務などのバックオフィス

同じ説明によると、創業直後は2人に、2017年末に参画した幸松大喜氏を加えた3人で、 幸松氏は主にパートナー企業の開拓を担っていました。

小橋氏は、組む相手について「事業戦略や財務に強い人と組んだほうが絶対いい、という思いがありました」と 語っています。創業直後に加藤氏が担ったのは、事業戦略や財務などでした。

ここまでが、本人の発言と公開情報で確認できる事実です。ここから先は、この事例を読んだ CoPath としての考えです。キャディがうまくいった理由を 断定するものではなく、1つの事例から一般的な法則を引き出すこともしません。

この事例から考えられること

1. 出会ってすぐに組まなくてもいい

2人の間には、初めて会ってから事業を決めるまでに3年ほどの期間があり、その間も 「年1〜2回」会ってアイデアを出し合っていました。共同創業の相手探しは、 「今すぐ組むか、組まないか」の二択に見えることがあります。けれど、いつか一緒にやりたい相手と、会い続ける関係をつくっておくという選択肢もあります。

2. 相手に求める役割を、先に言葉にしておく

小橋氏は、自分で事業をやるなら事業戦略や財務に強い人と組みたいと考えていました。 求める役割がはっきりしていれば、出会った相手が当てはまるかどうかを判断しやすくなります。 反対に、事業側の人が技術を任せられる相手を探す場合の考え方は 非エンジニアの技術パートナーの探し方 で扱っています。

3. 役割分担は、肩書きではなく仕事の一覧で考える

創業直後の小橋氏の担当には、技術開発だけでなく労務や総務も入っていました。 CTO という肩書きからは見えない仕事です。分担を決めるときは、 肩書きを先に決めるより、やるべき仕事を書き出して誰が持つかを決めるほうが、 抜けや重なりに気づきやすくなります。共同創業者と肩書きの関係は 共同創業者とは、日本の他の会社の分担例は 共同創業の役割分担の実例 にまとめています。

自分にない役割を持つ相手を探すなら

キャディの2人のように、すでに知っている相手と組めるとは限りません。 まず、自分にない役割を持つ人と出会い、話す機会をつくるところから始める方法もあります。 CoPath は日本語の共同創業者マッチングで、プロフィールや募集ボードから相手を探せます。

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※ 本文の経緯・経歴・担当は、本人の発言と公開情報に基づく概要です。各出典もあわせてご確認ください。 記事中の「この事例から考えられること」は CoPath 編集部の考えであり、キャディや当事者の見解ではありません。

参考文献・出典

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