スタートアップ 非同期 ミーティング少人数 チーム 進捗共有共同創業スタートアップ

スタートアップの非同期定例の進め方:時間を合わせにくいチームの進捗共有

CoPath 編集部5 分で読める

スタートアップの初期段階では、チームメンバーの時間帯がずれることは珍しくありません。複数の事業を兼務していたり、異なるタイムゾーンで活動していたり、フレックスな勤務体系を取っていたり—理由は様々ですが、「決まった時間に全員が集まる」ことが難しいチームは多いです。

このような状況で同期型の定例会議を無理に維持すると、スケジュール調整の手間が膨らみ、欠席者が増え、結果として情報共有が進まなくなるという悪循環に陥りやすくなります。

時間を合わせにくいチームには非同期定例が有効な選択肢

こうした課題を抱えるチームにとって、非同期型の定例運営は進捗共有の負担を軽くするための一つの方法です。非同期定例とは、全員が同じ時刻に集まるのではなく、各自が自分のペースで進捗や論点を共有し、それに対する返答や議論も時間をずらして行う方式です。

この方式の利点は、スケジュール調整が不要で、時間帯に制約されず、各メンバーが落ち着いて情報をまとめたうえで共有できることにあります。

非同期定例と同期定例:何が違うか

同期定例(リアルタイムで全員が参加する定例)は、その場で質問と答弁が即座に交わされ、意思決定が素早くできる利点があります。一方、非同期定例はそのスピード感には劣りますが、メンバーが自分のペースで思考をまとめて共有でき、また参加障壁が低いため継続性が高くなりやすいという特性があります。

時間を合わせやすいチームなら同期定例が効率的ですが、採用のフェーズによってはメンバーの時間的余裕にばらつきが出ることもあり、その時々で柔軟に選択することが重要です。

非同期定例の設計:継続可能にするための要素

非同期定例を有効に機能させるには、いくつかの設計上のポイントがあります。

共有項目を固定する

毎回共有する項目を明確に決めておくことは、継続性を大きく左右します。「今週の進捗」「ブロッカーになっていることはないか」「来週の予定」といったように、毎回書く内容を枠組みとして示しておくと、メンバーが何を共有すればよいかが明確になります。

このように共有項目を固定すると、書く負担が下がり、定例そのものが継続しやすくなります。漠然と「進捗を共有して」と言われるより、テンプレート化されたフォーマットに沿って記入する方が、メンバーは素早く対応でき、また漏れが減ります。

共有するプラットフォームを統一する

Slack のスレッド、Google ドキュメント、wiki、プロジェクト管理ツール内のテンプレート—選択肢はいくつかありますが、重要なのは「どこに書くか」を決めておくことです。バラバラなツールに進捗が散在していると、全体像を把握しにくくなります。

返答や議論のペース感を事前に決める

「毎日夜までに返答をつける」のか、「翌営業日までに」なのか、あるいは「週1回のサマリーをまとめる」のか。非同期といえど、反応速度の目安を決めておくと、情報がどの程度の期間で流れるかが予測しやすくなり、チーム全体の意思決定の速度にも一定のリズムが生まれます。

定例を立てる意図を明確にする

「報告のための報告」になってしまっては、非同期型のメリットが活かされません。進捗共有が目的なのか、論点抽出が目的なのか、相互に現状を理解することが目的なのか。その定例を通じて何を達成したいのかを事前に整理しておくと、スタートアップの初期段階で一人で抱え込みやすい不安や懸念も、チーム内で可視化しやすくなります

テンプレート化でさらに効率化

非同期定例を回すうえで、「毎週〇曜日の〇時までに〇の形式で共有する」というルール化と、実際の記入例やテンプレートを用意することは、運用の持続性に大きく寄与します。

メンバーが「書き方がわからない」「何を書けばいいか」と迷う時間を減らすことは、結果として定例全体の負担を軽くし、チーム全体の情報共有をスムーズにします。

非同期定例を選ぶときの留意点

非同期定例がすべての場面に適しているわけではありません。意思決定を素早く進める必要がある局面では、むしろ同期定例や直接の面談が有効です。重要なのは、チームの状況や定例の目的に応じて、どちらの方式が適切か判断することです。

また、非同期定例に移行してから「情報が共有されていない」「判断が遅れた」といった問題が生じた場合、共有項目の見直しやプラットフォームの変更など、細かな改善が必要になることもあります。

少人数チームこそ、仕組みで自動化を

少人数のスタートアップチームでは、メンバー一人ひとりの役割や時間的制約が大きいため、運営の仕組みを整えることはとりわけ重要です。非同期定例は、そうした制約のなかでも情報共有を継続するための有効な選択肢の一つです。

共有項目を固定し、ツールを統一し、ペース感を決める—こうした事前の設計が、チーム全体の情報共有をスムーズにし、結果として意思決定の質を高めることに繋がります。

CoPath では、スタートアップの共同創業者探しをサポートしています。時間的制約のなかでチーム運営を工夫する起業家の皆さんに、適切なパートナーをマッチングするお手伝いをします。共同創業者とのチームビルディングについて相談したい場合は、ぜひCoPath にご登録ください

共同創業者マッチングを試してみませんか?

CoPath は日本人向けの共同創業者マッチングサービス。 匿名プロフィール + 募集ボード + DM で、安全に共同創業者を探せます。 現在は全機能を無料で利用できます。

次に読むなら