「新規開拓もクロージングもできる。数字も作ってきた。でも、自分が心から売りたいと思える"自分の事業"がない」—— 営業を強みに持つ人ほど、ふとこう感じる瞬間があります。 スキルはあるのに、それを活かす"器"がない。この記事は、 そんなあなたのための内容です。
営業ができる人は、実は「起業で最も足りていない人材」
起業の世界では、エンジニアやプロダクトを作れる人に注目が集まりがちです。 しかし現実には、多くのスタートアップは「作れなかった」のではなく 「売れなかった」ために消えていきます。良いプロダクトを作れる人は 増えましたが、それを顧客に届け、収益に変えられる人は、今も慢性的に足りていません。
つまり、「営業ができる」はそれ自体が希少な創業リソースです。 アイデアや技術を持つ人が喉から手が出るほど欲しいのは、まさに 「作ったものを売り切ってくれる相棒」。あなたのスキルは、下請けや一営業担当として 消費するにはもったいない価値を持っています。
「売るものがない」を解決する3つの道と、その限界
道1: 転職して、他人の会社で売る
最も手堅い選択肢です。ただし本質的には「他人が決めた商材を、他人の看板で売る」こと。 成果を出しても事業そのものは自分のものにならず、 「自分の事業を持ちたい」という当初の動機は満たされないままです。
道2: 営業代行・フリーランスとして独立する
自分の裁量は増えますが、これも「案件ごとに他人のプロダクトを売る」働き方で、 受託の延長線上にあります。収入は積み上がっても、資産としての"事業"は自分の手元に残りません。 売れば売るほど、次の案件を探し続ける必要があります。
道3: 自分でゼロから起業する
器を自分で作る、王道の選択です。ただし営業が強みの人にとって最大の壁は、「売る前に、売るものを作る」工程です。プロダクト開発、 技術選定、ものづくり——強みではない領域に膨大な時間を取られ、 肝心の営業に入る前に消耗してしまうケースは少なくありません。
第4の道 — アイデア・技術を持つ人の「共同創業者」になる
見落とされがちなのが、「作れる人(アイデアや技術を持つ人)と組み、自分は営業・事業サイドの 共同創業者として最初から入る」という道です。 ゼロから商材を作る必要はなく、あなたは最初の1日目から自分の最も強い武器で、自分の事業として戦えます。
この形が噛み合うと、こうなります。
- 作れる相棒がプロダクトを形にし、あなたが顧客に届けて収益に変える——役割が最初から分かれている
- "下請け"ではなく共同創業者なので、事業の意思決定にも 株式にも当事者として関われる(配分は後述のとおり要合意)
- あなたの「これは売れる/ここに顧客がいる」という嗅覚が、 プロダクトの方向づけにも活きる
実際、営業・事業サイド出身の共同創業者が、技術サイドの創業者と組んで 伸びた事例は数多くあります。「営業が強い」ことは、 共同創業者として選ばれる立派な理由になるのです。
「営業が苦手な作り手」は、あなたを探している
ここで視点を変えてみましょう。世の中には、「良いプロダクトは作れるが、営業が苦手で前に進めない」という技術サイドの起業家が大勢います。彼らにとっての最大の悩みが、 まさに「営業をやってくれる相棒がいない」こと。
つまり、あなたの「売るものがない」と、彼らの「売る人がいない」は、 互いにぴったり噛み合うピースです。問題は、この2人が出会えていないことだけ。あなたが動けば、 両方の悩みが同時に解けます。
始め方 — 「見つけてもらう側」になる
営業が得意なあなたにとって意外な発想かもしれませんが、共同創業者探しでは自分から売り込むだけでなく、「見つけてもらえる状態を作る」のが効きます。作り手側は「営業をやってくれる人」を本気で探しているので、 あなたの強みが分かる形で存在していれば、向こうから声がかかります。
- 自分の"営業資産"を言語化する:どの業界・どの規模の顧客に、 どう売ってきたか。人脈・チャネル・得意な売り方。これがそのまま 「作り手が組みたい理由」になります
- 関われる時間と本気度を明示する:まず副業からか、 フルコミット前提か。作り手は"どこまで賭けてくれる人か"を見ています (株式配分の考え方はこちら)
- 気になる事業に、応募する側にもなる:募集を眺めて 「これは自分なら売れる」と思える事業に、営業サイドとして手を挙げる
共同創業者の探し方そのものは「起業で共同創業者を探す3つの方法」でも整理しています。あわせて読んでみてください。
CoPath は「営業ができる供給側」の受け皿です
CoPath は、アイデアや技術を持つ人と、それを事業にできるビジネスサイドの人が 出会うための、日本語ファーストの共同創業者マッチングです。「営業ができる」プロフィールを作れば、 営業を担ってくれる相棒を探している作り手から見つけてもらえます。 募集ボードで「自分なら売れる」と思える事業に、応募する側になることもできます。
匿名のまま始められるので、いまの勤務先に知られる心配なく、 準備段階から動けます。売るものがない状態を、「伸びる事業に、自分のスキルを乗せる」に変える—— その最初の一歩を、ここから踏み出せます。
※ 共同創業における役割・株式・報酬などの取り決めは、当事者間で書面化し、 必要に応じて専門家に相談してください。CoPath は出会いの場を提供するものであり、 法務・税務のアドバイスは提供しません。